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2006年10月12日 (木)

クマ

先日、テレビを見ていた家内が「クマが出た!」と大騒ぎしておりました。

クマが出ることくらい当たり前のご時勢に何事かと尋ねたところ、出た場所は家内の実家の傍でした。家内の実家は、大野の平野部にある在所です。そんなところにまでクマが出没するのかと私もびっくり。


クマに関して、もっとも聞かれるのは

「なぜ、捕獲したクマを山に返すのか」
という点です。確かに、せっかく捕まえたクマをわざわざ山に戻す必要があるのか、どうせ舞い戻ってくるのだから何らかの処分をすべきではないのか・・・・と思われる節がないでもありません。




実は、山に戻す行為は環境省からの指示にしたがっているのです。

環境省が、クマを山に戻すように指示する理由は次の2点です。
 (1)クマは繁殖力が弱い
 (2)クマは山の生態系の中で唯一の大型動物である
以上の点から、クマという種の保存のためにも山へ返すというわけですね。






環境省の言うことは理屈としてはわからないでもありませんが、クマが頻繁に出没する地域に住むわれわれとしては、この説明だけではどこか腑に落ちません。クマ保護と住民の安全とが矛盾する中、どこかで一線を引いてほしい気もします。

そこで、返す際にはタグを耳などに付けておき、タグ付のクマが再び捕獲された場合には、原則として有害鳥獣指定をするそうです。

基本的にクマは臆病な動物で人を恐れる動物ですが、タグ付のクマが再度捕獲されたということは、そのクマは人を恐れていないと考えるのですね。





個人的な感想を言わせてもらえば・・・・・・環境省の言い分もわかるのですが、山の生態系を云々するというのであれば、狼の絶滅がクマ出没の原因の最たるものだと私は考えています。

実は、今の山林生態系において肉食獣はいません。かつては狼が生態系の頂点に立つ形で君臨していましたが、現在では狼がいないため猿・鹿・猪、そしてクマを食する動物がいないのです。

絶滅した狼を復活させることはできません。それに代わるものとして犬を山に放してはどうでしょうか。

もっとも、そうなったなら今度は野犬の取り扱いを考えねばなりませんが・・・・・・でも、犬は棒で打てば引き返すんですけどね。クマと違って。












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