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2007年11月に作成された記事

2007年11月23日 (金)

消費税10%について

消費税に関する増税論議があがってきていますが・・・・・


読売新聞より

自民党の財政改革研究会(会長=与謝野馨・前官房長官)は21日、財政の健全化に向けた中間報告をまとめた。

消費税を、国民に社会保障サービスを提供するための財源とはっきり位置づけ、「社会保障税(仮称)」に改称することを提言した。団塊の世代が年金受給者になってくるなど増え続ける社会保障費を賄うため、消費税率は2010年代半ばに、少なくとも10%程度まで引き上げる必要があると指摘した。

09年度には基礎年金に占める国の負担割合が引き上げられ、消費税率で1%に当たる2・5兆円も国の出費増になることに加え、11年度に基礎的財政収支を黒字化する政府目標を達成するため、「早期に税制上の措置を講じる」と明記した。09年度と10年代半ばの2段階で消費税率を引き上げるべきだとの考え方を強くにじませた。

国の財政全体のあり方については、社会保障とそれ以外の分野に大きく二分し、社会保障は基本的に消費税(社会保障税)だけで賄う仕組みにするよう求めた。社会保障サービスが消費税に支えられていることを分かりやすくすることで、消費税率引き上げに国民の理解を求める狙いがある。



財政のあり方をわかりやすくするのは良いことです。その意味で、財政全体のあり方を「社会保障とそれ以外の分野に大きく二分」することについては、賛成です。

ですが、「社会保障とそれ以外の分野に大きく二分」して、その一方の社会保障に消費税をぶち当てるというのは賛成しかねます。なぜなら、社会保障の分野に消費税を充当するという大義名分を立ててしまったならば、社会保障費が増大するに比例して消費税も上がっていかねばならないからです。これから更なるスピードで少子高齢化が進んでいくことは火を見るより明らかです。この自民党案では、その少子高齢化に引きずられて消費税が際限なく上昇しないような歯止め案が見えてきません。




ちなみに、これはあまり表に出てこないのが不思議なのですが、財務省の諮問機関である財政制度等審議会が10月26日に、実質的な日本の破産宣告をしています。

財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は26日、日本の国家財政が歳出削減や増税などの再建努力を怠って悪化の一途をたどった場合、2050年度時点で、国と地方を合わせた借金の残高が今の5倍以上にあたる約4000兆円にまで膨れ上がり、国内総生産(GDP)の4倍にも達して完全な破綻(はたん)を招くとの試算をまとめた。

財政審が国の借金の超長期の見通しを示すのは初めて。福田政権の重要課題に浮上した消費税率引き上げ論の本格化をにらみ、財政再建の必要性を強調する狙いとみられる。西室泰三会長も「建議(意見書)に反映させたい」との考えを示した。

試算は、財政赤字の縮小を掲げる欧州連合(EU)各国が採用する債務残高の長期推計に基づき、社会保障の給付と負担に関する厚生労働省の長期見通しを加味して作成した。前提となる名目GDP成長率を07~11年度は2・5~3・2%、その後は少子高齢化の進展に伴う労働人口の減少などで1・0~1・6%とした。EU各国は条約で債務残高の対GDP比を原則60%内に抑えるよう定めているが、日本は07年度で142%に達する見通し。50年度時点でEU条約と同じ60%まで引き下げるには、現時点で消費税11%分にあたる28兆円超もの収支改善努力が必要としている。


ここで誤解を招くといけないので補足しますが、財政制度等審議会は消費税を11%に上げよと主張しているのではありません。消費税11%にあたる金額の収支を改善しなければ破綻する恐れがありますと主張しているのです。

これは財政制度等審議会がまとめた「
平成20年度予算の編成等に関する建議」でも明らかです。支出部門をなんとか抑制しないとこのままでは・・・・という思いがひしひしと伝わってきます。






しかし、支出を抑えるというのは生半可なことではありません。今まで出していたものを切るわけですから相当の抵抗が起きることが想像できます。

私がかねてより主張していたのは250兆とも300兆とも言われる日本国の特別会計予算を透明化することです。

具体的には、独立行政法人の会計を徹底的に透明化することですね。私は独立行政法人の全てが間違っているとは考えていません。元々、独立行政法人とは国のやるべき仕事を肩代わりしてやってもらっている団体です。ただ、それが慣習化していくと、妙な弊害が生じることもまた事実です。

例えば・・・・

日経新聞より

 
政府の事業を分離・独立して運営する独立行政法人(独法)で、15法人の繰越欠損金を処理するために、5兆円強に上る政府出資金が使われていたことが分かった。会計検査院が9日提出した2006年度の決算検査報告書で明らかにした。政府出資金は国の毎年の一般会計からも支出する
 税金。欠損金処理後も再び赤字が積み上がっているケースもあり、検査院は経営改善の努力を強く求めている。

 検査院は独立行政法人のうち国の出資が2分の1以上で、設立時に作った中期経営目標の期間が今年度末で終わる25法人を対象に調査した。

 報告書によると、03年10月から04年3月にかけて15の法人が独法に移行する際、巨額の繰越欠損金を抱えていた。欠損金を解消するため、いずれも政府からの出資金の蓄えで会計上、相殺。相殺額は計5兆4679億円に上ると指摘している。

2007年11月19日 (月)

人間コンピューター!!

いや~、世の中には凄い人がいますね。


AFPより

「人間計算機」の異名を持つフランス人男性、アレクシ・ルメール(27)さんが15日、米ニューヨークのニューヨーク科学館で、200桁の数字の13乗根を計算機を使わずに72.438秒で解いて自身の持つ世界記録を更新した。

ルメールさんは、パリ近郊のランスの出身で、人工知能学を専攻する博士課程の学生だ。自分では数学オタクと思わないというが、わずか1分強で、ある数字の13乗根、2397兆2076億6796万6701を暗算で解いた。

「最初と最後の桁はすぐにわかりますが、その間の桁を解くのがとても難しいんです」とルメールさんはAFPに語った。

しわの寄った額、濃いまつげ、あごひげに眼鏡という容貌のルメールさんは、過去数年間にわたって200桁の13乗根の暗算に挑戦し、繰り返し記録を更新してきた。前回は77秒台で解いた。

暗算方法についてルメールさんは「コンピュータの代わりに自分の頭の中にある人工知能システムを使っています」といとも簡単に説明する。

大半の人が同じことをできると思いますが、わたしの人工知能はとても高速で、時には異常に速く動くんです。暗算しているときは脳が猛スピードで働きますから、あとで薬を飲まねばならなくなることもあります。ここまで速く働く脳がなくても、大きな数字の暗算は可能だと思いますが、わたしほど簡単にはできないでしょうね」

自分は数字に強いと気がついたのは、11歳ぐらいのときだったそうだ。だが意外にも、学校での数学の成績はよくなかった。

クラスで1番だったわけではなく、本を頼りに独学で勉強したそうで、頭の働きを速くするために毎日の練習を欠かさず、コーヒーやアルコールは飲まず、糖質や脂質を多く含む食事は避けてきた。

「人間計算機」のあだ名を持つまでになったが、自分では「人間コンピュータ」というあだ名の方がもっと正確だと思う、と珍しく笑顔を見せた。

最大のライバルは「某ドイツ人」だが、どんな有能な数学者に挑戦されても不安はないと話す。 100桁の数字の13乗根しか解けないライバルたちにとって、200桁は「難しすぎる」からだ。







・・・・・・何というべきか・・・・・・


ちなみに「13乗根」という言葉が出てきます。

これは
「9はある数を2乗したものである。そのある数とは何か」(答え3)
「8はある数を3乗したものである。そのある数とは何か」(答え2)
という問題と同じです。



Photo
ちなみに、左はルメールさんの写真。







このルメールさんの前に200桁の数字が出されるわけです。

8633234880035284361012699002231346851047
7370930755992152681390347795323097511687
1700576364808072714138332471217057631111
0855841562345802001852561285289722619610
5357173387251523920946707380414694987101

暗号ではありません。これが200桁の数字です。改行しないと入りません(苦笑)。記事中に書けないのは、200桁の数字なんて書いてたらスペースがいくらあっても足りないからでしょう。

そして、ルメールさんが挑むのは
「この200桁の数字は、ある数字の13乗である。その数字を求めよ」
という問題。

これを72秒で答えるわけです。「2397兆2076億6796万6701!」

・・・・・この200桁の数字を書き写すだけで絶対に72秒はオーバーしそう。






こういう人を見ると、「一体全体、彼の頭の中はどうなってるんだ?」という表現が口をつきます。

しかし、彼は「頭の中の人工知能システム」を使っているとのこと。



訳がわかりません。「私の人工知能は速く動く・・・・」って言われても。

2007年11月18日 (日)

(≧ヘ≦) ムゥ

最近、忙しくてブログの更新もできませんでした。すみません。

さて、ブログの更新がなされていない間に何をしていたのかと申しますと・・・・

行政視察に行ってまいりました。


栃木県の二宮町です。この町では電算化システムを先進的な手法でドラスティックに変えています。是非、その手法を学びたいと思い視察に行ってきました。

快く視察を受け入れていただいた二宮町の皆様。ありがとうございました。

ただ今、視察の内容を元にして面白いものを作っている最中です。出来上がったときには、皆さんにもご覧いただくことになるでしょう。

ちなみに、二宮町役場の職員の方に「HP見てますよ」と言われたときには驚きました(苦笑)。






そして、11日にはNPO法人ドラゴンリバー交流会の主催する河川愛護啓発シンポジウム『九頭竜川水系における河川愛護啓発活動』を見に行きました。

(社)勝山青年会議所が九頭竜川の河川清掃を始めてから今年は3年目に当たります。その一連の活動内容の発表を、本会の中桐理事長がすることになりました。

Photo
3年の流れの1年目となる清掃活動を担当したのは私でした。その当時を振り返ると、懐かしい思い出が3割。周りにかけた迷惑を思い出して出てくる冷や汗が7割。



上の写真は、発表をする中桐理事長。ちょっぴり緊張気味のように見えたのですが・・・・(本人は緊張してなかったと言い張っておられました)

パネラーとして招かれた方の中に、「エコネイチャー彩みくに」代表の阪本周一氏がいらっしゃいました。この方は、その世界ではとても有名な方なのですが、氏の発表の中に三国海岸のゴミの模様がありました。

あれは、是非皆さんにも見ていただきたかったです。あの写真を見れば、川にゴミを流そうなどと考える人はいないでしょう。




ゴミを捨てない工夫というのは、実は難しいようで簡単でもあります。

例えば、ペットボトルの容器などはゴミの最たるものですが、10円値上げすれば良いだけのことなのです。その10円は「容器を集配場に持っていったときに返しますよ」というシステムを作ればよい。
(逆に、そのシステムを作り上げれば川清掃はお宝探しの様相を呈することでしょう;)

この視点から考えれば、電化製品の回収をメーカー等に押し付けたのは、行政の大きなミスでした。電化製品も消費税に相当する金額を別途上乗せして売れば良かったのです。そして、上乗せした金額は捨てる際に集配場に持ってくれば購入者にお返ししますというシステムを作っておけば不法投棄はきれいになくなることでしょう。

何でもかんでも人の善意に期待するという施策はボロが出ます。もちろん人の善意に最終的に頼らなければならない側面はあるのですが、良い意味での「利益」がなければ、人は動きません。





このシンポジウムを聞いて思ったことを二点ばかり。

ゴミは、まぎれもなく「大量生産・大量消費」の産物ですね。つまり、我々の文化そのものが産み出したものと言えます。

「土に還らないものは文化とは言えない」と喝破したのは水上勉ですが、その通りかもしれません。我々日本人は、文化として「土に還る」を基本としていました。否、日本人だけでなく世界中の人々がそうであったはずです。そういう文化を何万年も続けてきたわけです。

ところが、その何万年もの「土に還る」文化の末尾に「土に還らない」文化が30年ほどくっついているのが現代です。果てさて、これがどのような結末を辿るのでしょうか。


それと、もう一点。

大量生産・大量消費を成立させるためには、「使い捨て」が不可欠です。直して使おうなんて逆にコスト高になってしまい、敬遠されるだけです。親が使ったものを大事に子供が使うというのは・・・・・和服ぐらいのものじゃないですか?
それくらいに「使い捨て」は幅を利かせています。世の中、ほとんど全てのものが使い捨てです。

その発想が根底にあるとき、どうしてモノだけが使い捨てになると言い切れるのでしょう。
人だって使い捨てになるんじゃないでしょうか。

モノに対する温かい眼差しは、巡り巡ってヒトに対する温かい眼差しになるような気がします。


2007年11月 2日 (金)

鳩山大臣とウルトラマンと日本の主権~その1~

鳩山大臣の「CIAに情報を流していた」発言については、前回のブログで述べたとおりです。


しかし、この発言。鳩山大臣の脇が甘すぎるといえばそれまでなのですが、これがアメリカではなくて北朝鮮だったらどうだったかな?という気はします。

これは、鳩山大臣が「CIAに情報を流していた」のではなく「北朝鮮に情報を流していた」のであれば、果たしてここまで公言したかな?という疑問ですね。北朝鮮に対する風当たりの強さから発言を慎むだろうということは容易に予測できます。いくらなんでも「私は北朝鮮に情報を流していました」では世論の批判は免れないでしょう。

ただ、私が敢えて北朝鮮とアメリカを天秤にかけた理由は、もちろん北朝鮮ならば世論は許さないということもあるのですが、それ以上に、アメリカならば世論もさほど騒ぎはしないだろうという鳩山大臣の考えが幾らかはあったのではなかろうかという点です。

ちょっと補足しますと・・・

鳩山大臣の問題発言は・・・これは問題発言以外の何物でもないのですが・・・・発言を通して彼が言いたかったことは「国家として情報収集は必要ですよ」「ほら、実際にアメリカはこんなところまでやってるじゃありませんか」という点でだったのでしょう。

「こんなところまでやってるじゃありませんか」という説明に自分の体験を引き合いに出すところが脇の甘さなのですが、それはさておき。おそらく鳩山大臣も「国家として情報収集は必要ですよ」「ほら、北朝鮮はこんなところまでやってるじゃありませんか」という文脈で語ったならば、(仮に北朝鮮からの利益供与があったと仮定して)自己の体験を引き合いに出さなかったと思うのです。

理屈上、これはおかしいんです。だって、北朝鮮であろうがアメリカであろうが国家の情報を流すこと自体は同じです。実際に国民は国家の情報を軽々と流すことに対して問題視しているのであって、相手先がどこであろうと関係ない。
私が言いたいのは、鳩山大臣の中では、相手先がどこであろうと許されるはずのない国家情報漏洩に対して線引きがされていたのではないかということなのです。「アメリカならば国民も納得してくれるだろう」みたいな安心感。これがあったと私は思っています。

この思い込みがあったのかどうかは鳩山大臣本人以外は知る由もないのですが(仮にあったとすると)、この思い込みは2つの前提がなければ成立しません。
 (1)鳩山大臣がアメリカに対する信頼(or親近感)を持っている
 (2)国民がアメリカに対して信頼(or親近感)を持っている
少なくとも、鳩山大臣自身はこの2つともあると考えていたのでしょう。


さて、この鳩山大臣の思い込みの前提となる(2)は存在するのでしょうか。



私は存在していると思ってます。






よく言われるのは、「アメリカはウルトラマンだ」という話ですね。これは確か90年代の半ばくらいに佐藤健志という人が書いた本で広まった比喩です。

これはどういうことかというと、ウルトラマンはアメリカであると。そしてウルトラマンに守られている地球人が我々日本人であるという構図を表したものです。




ウルトラマンには怪獣が出てきます。これは誰しも知っています。そして地球の平和を守るためにウルトラマンは怪獣と戦う。これも誰しも知っているところです。

ですが、そもそも怪獣と戦わねばならないのは人間なんですね。なぜなら、怪獣はウルトラマンと戦うために地球にやってきたわけではありません。人間を滅ぼすために地球にやってくるのですから。

この「人間⇔怪獣」という図式の中では
  怪獣>人間
なんです。怪獣の方が強い。そもそもこれでなければウルトラマンが出てくる意味がないですから。

そして、ウルトラマンが出てくると
 ウルトラマン>怪獣
という図式が成り立ちます。ウルトラマンは怪獣よりも強い。そうでないとストーリーが破綻します。

もちろん、この2つの図式の中には
 ウルトラマン>人間
という図式もあるわけです。これも当然でしょう。

ところが、この3つの図式を同一の枠組みの中に入れてしまうと、少々ややこしいことが起きてしまうのですね。どういうことかというと、力関係の比率がこの3つの図式は全く違うのです。「新幹線」と「特急」と「自転車」のスピード比較をするようなものです。

ウルトラマン>>怪獣>>>>>>>>>>>>>>>>>>人間

こんな図式になってしまう。そして、この図式の中では人間なんてやることがほとんどありません。

ウルトラマンには科学特捜隊という組織が出てきます。言うなれば人間が防衛のために作った組織です。この科学特捜隊のイデ隊員(だったと記憶してます)は、シリーズの後半で
「ウルトラマンがいれば、俺たちなんていらないじゃないか」みたいな発言をしてるのですね。再放送を見ていた私は子供でしたが、その投げやりな言い方はよく覚えてます。

「それを言っちゃ、おしまいだろ?」と思わなくもないですが、実際そのとおりでしょう。やることないですから。




やることがなければ、どうするのか。人間は無条件にウルトラマンを信頼するより他にないのです。


でも、これも奇妙な話です。

TVでウルトラマンを見ていた私たちの視点は、客観的に見ているようで、実はウルトラマンの視点に立っています。少なくとも事情を全く知らされていない人間側の立場にはありません。

怪獣がいきなり暴れはじめてそこにウルトラマンが出現したら、我々はどう思うでしょう。「やばい。怪獣が2匹になった」と思うのが普通でしょう。ところが、この2匹の怪獣はいきなり取っ組み始めて片方が勝った。果てさて、この勝った怪獣はどのような行動を取るのかと思っていたら、カラータイマーをピコピコさせながら空に飛んでいった。「良かった、この怪獣は我々に危害を加えなかった」

またしても、別な怪獣が現れたときにも、この怪獣は現れて退治してくれた。それが続くに及んで「どうやら、この赤白の怪獣は我々の敵ではなさそうだ」と感じるのではないでしょうか。

この「どうやら敵ではなさそうだ」という感覚と、「正義の味方」というそれとはものすごい距離があるのですね。








『ガメラ』という映画があります。これはゴジラに対抗する大映のドル箱映画なんですが、このガメラシリーズの第2作が『ガメラ2 ~レギオン襲来~』です。



Photo個人的には非常に良くできている映画だと思います。

この映画の中で、地球を侵略する敵としてレギオンという怪獣が出てきます。このレギオンとガメラが戦うわけですが、自衛隊は、事もあろうにレギオンと戦っているガメラを攻撃するわけです。

財津一郎演じる師団長(多分)は、確かこんなことを言ってたはずです。
「ガメラは我々の味方とは限らん」



映画を見ている分には理不尽な台詞と感じるかもしれませんが、この財津一郎の台詞の方がまともと言えばまともなのでしょう。

ガメラと会話した人間がいるとも思えません。もっとも、作中には出てくるのですが、普通はガメラの意思なんて確認しようがないわけです。「私はガメラと言います。私はあなた方の安全を守ります」という約束でもしているなら、まだ話はわかりますが、「本当にあいつは俺たちの味方なのか?」と不安に思うのが当然でしょう。




「どうやら敵ではなさそうだ」という発想と「正義の味方」は違うということです。
「正義の味方」ならば、無条件に信じるのも結構でしょう。しかし、「どうやら敵ではなさそうだ」というレベルの存在を、なぜ無条件に信じることができるのでしょうか。



(その2へ続く)

鳩山大臣、再び!

もう、何が何だか分かりません・・・・鳩山大臣。



 鳩山邦夫法相が31日の衆院法務委員会で、田中角栄元首相の私設秘書時代、米国防総省(ペンタゴン)から、毎月のように接待を受けていたことを明らかにした。事実上、米国の情報収集の協力者(スパイ)だったことを認めたもので、先日の「友人の友人はアル・カイーダ」発言と合わせて、大臣としての資質が問われそうだ。

 衝撃発言は、民主党の河村たかし議員の質問中に飛び出した。河村氏が日本の情報収集について質問していたところ、鳩山氏は指名もされていないのに突然、「委員長!」と手を挙げて立ち上がり、河村氏が「大臣、何ですか?」と驚いている間に、こう語り始めたのだ。

 「思い出を話させてほしい。私が田中角栄先生の私設秘書になったとき、毎月のように、ペンタゴンがやってきて食事をごちそうしてくれた。当時、私は金がありませんから『ウナギが良い』とか『天ぷらだ』などと言ってた。私は1円も払っていない」

鳩山氏は発言後、「ペンタゴンは情報収集にお金をかけている。日本の外交や防衛も情報収集には(お金を)潤沢に回した方がいい」と真意を語ったが、国防総省のヒューミント(人間による情報収集)で、自分が協力者(スパイ)だったことを事実上認めたもので、お金うんぬんといったレベルの話ではない。



何というか・・・・こういう事を平気で言ってしまう政治感覚が私には理解できません。もう、何でもありなんでしょうか。



そのうち、法務委員会で「委員長!」と手を挙げて立ち上がり、委員長が「大臣、何ですか?」と驚いている間に、こう語り始めるかもしれません。
「思い出を話させて欲しい。実は、私はサンジェルマン伯爵・・・・」