福井大学吉澤研究室
2月19日(月)
高齢者健康増進プログラムの研究のため、かねてよりお邪魔している福井大学吉澤研究室へ。
吉澤正尹教授は運動生理学の専門家なのですが、先生の研究室はびっくり箱のようなもので、お邪魔するたびに色々なものが出てきます。
ちなみに、勝山市の小学校にある「逆上がりをする補助具(鉄棒にぶら下がるやつ)は、吉澤教授の開発されたものです。
この補助具の研究開発の際に生まれたのが、これ。
「逆上がりロボ」
大きさは、30センチくらいのものですが、「逆上がりをするために必要な動作」を具体的に見るためのロボです。
ちなみに、逆上がりに必要な動作は
「足を伸ばす」
「体を曲げる」
の2つだけだということが、このロボを通してわかります。
実際に、このロボはこの2つの動作しかしません。なのに、いつまでも逆上がりをし続けます。
「つまり、逆上がりというのは『バランスを崩す』ということなんですね」
バランスを崩せば、バランスを取ろうとしてロボは自然に回転し始めます。このまま放っておけば、新しい地点でバランスを取り止まってしまうのですが、その直前にさらにバランスを崩せば、さらに回転する・・・・その繰り返しだということなのです。
なるほど・・・・と、いたく感心していると、先生の口から驚愕の一言が。
「大車輪ロボもありますよ」
なにやら、大車輪は前転・逆上がりよりも簡単だとのこと。なぜなら、動作がシンプルで使う関節も少ないからだとか。
「それじゃ、小学校高学年くらいで大車輪はできるようになるのですか?」との私の問いに、あっさりと、
「できますね」
小学生の頃に、走るのが速い子や運動の得意な子がいます。でも、それは「体の使い方がうまい」子なのであって、体の使い方は、逆上がりロボのように、誰でも学ぶことができるのです。
人は誰でも歩いたり飛んだり投げたりしますが、それを誰かから学んだわけではありません。逆に言えば、子供の頃に足の速い子や運動の得意な子は、たまたま体の使い方がうまかった子なのです。
小さい頃に、体の使い方を正しく学べば一生の財産になります・・・というのが、先生の持論。
高齢者福祉の健康プログラムのお話なのですが、高齢者福祉は喫緊の課題。子供の運動プラグラムは子供たちの未来への投資なのです。

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